ご注意下さい:今年1月の投稿の追加情報です。なお当記事はNadaの私見です。記事は何らかの内容を保証するものではありませんので、渡航をご検討の方は必ず日本政府・エジプト政府関係サイトの最新情報を詳細にご確認ください。
エジプトでは、総人口約1億人に対し1日約100人弱が感染しています(2021年7月中旬現在)。カイロにある二つの国立民族舞踊団でも、回数を減らしつつリハーサルや公演を再開しています。
感染が落ち着いているのは夏場の高い温度も影響しているかもしれません(カイロで35-40℃、ルクソールで40-45℃/日中)。ただ、ワクチンの接種計画が上手くゆかない部分もあるようです。ネット情報の有無・地域で接種率に差があるほか、ワクチン接種率(1回は受けた人)も7月中旬で総人口の5%弱です。
またエジプトでは、コロナ(COVID-19)に対する意識の個人差が日本以上に大きいです。マスク着用率も私見ではカイロで2割程度、地方の場合もっと下がります。日本では花粉症や風邪等でコロナの前からマスクの習慣がありますが、エジプトではマスクの習慣が元々無いためと思われます。地方では、現在基本的に禁止されている大規模イベント(結婚式等)も時折行われています。
この時期に日本からエジプトへもし渡航をする場合は、必要書類の準備をした上で、マスクや手洗い等の感染対策を油断せずに行う必要があります。また、書類について気をつける必要があるのが、航空会社の要求基準と政府の要求基準が違うということです。エミレーツ等の一部航空会社はエジプト入国時の陰性証明書に、検査機関の捺印とQRコードの両方を求めている(=エジプト政府公式見解はいずれかなので、より厳しい基準)そうです。
エジプトから出国する際にも陰性証明書が必要ですが、日本政府公式の書式を使っていないと記載事項を満たしていても搭乗拒否をされる場合があります。特にエジプトの公立病院でない病院が必要事項を満たさない陰性証明書発行を勝手に行っているケースがあります(最終的に受け取る証明書に、公立のマーク=国旗にもある鷲のマーク、が全く無い場合はかなり要注意。検査価格も公式にはエジプト人で約1100エジプトポンド&外国人は約1620エジプトポンドなので、検査価格が1500ポンド未満の検査機関は、日本政府の要求書式に対応しない可能性も含め、事前に慎重な確認が必要です)。日本大使館のウェブサイトに記載の機関で、かつ、航空会社の推奨機関に含まれている検査機関を選ぶことを強くおすすめします(通常出国5-7日前くらいに検査機関を予約(検査日は出国前々日が一般的)しますが、その際に日本大使館領事部・お使いの航空会社双方に最新情報を確認しましょう)。
帰国後は成田近辺に3日間、その後自宅に11日間、合計14日間の待機(自主隔離)が必要です。6月14日~成田待機は6日間でしたが7月9日から3日間に短縮されました。この成田待機日数の増減にエビデンスがあるのか、どうもあやしいなと感じます。感染の流行形態は日々変わります。Nada個人としては素人考えではありますが、渡航元にかかわらずどの国も一律10-14日の成田待機とし、その費用も渡航者が事前(出国時等)に適宜の額を支払う形にすれば良いのではと感じています。。
エジプトのCOVID-19に関する情報は、WHOのサイトなどでも見られますがまずは下記の「在エジプト日本大使館」および、当該大使館ページからリンクされている日本の厚生労働省などのコロナ関係ページをチェックしてみて下さいね。一日も早く、コロナが世界中で落ち着き、エジプトにも多くの方が心配無く渡航できる日が来ることを願っています。