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歳をとっても…

先週9/16(金)昼間の派遣事務勤務後に、武蔵小山”スクエア荏原”にて開催された『Mercedes Nieto来日東京公演』を観に行ってきました。主宰は当HPのリンクにも記載しているStudio NabilaのNabilaさん、Yurie Bellydance StudioのYurieさん(本名が一緒ですが別人で、とても素敵なダンサーさんです。Nadaの名前頂く前はすごい間違われてました…Yurieさんすみません)です。

メインゲストのMercedesさんはハンガリー出身、美貌と踊りの素晴らしさを兼ね備えたダンサーさんです。私も9年位前に一度名古屋でWSを受けましたが、真摯に踊りに向き合っておられるのを感じて、私も多くの参加者皆様も涙していた事を昨日のように思い出します。

総じて各演目のレベルが高くとても楽しませていただきました(Nabilaさん、Yurieさん、皆様、有難うございました)。

中でも印象的だったのが、私の以前のオリエンタルダンス師匠でもあるZIZI先生の踊りでした(今は独立したので師事していませんが、敬意をもって先生と書かせて下さい)。「Yana Yana」という曲を踊られたのですが(多分こちらの、バリハムディ作曲&サバーバ歌唱の歌でしょうか。ビンテージスタイルで良く踊られているようにお見受けします)、本当に素晴しかったです。CD音源なのにメロディと戯れているような。可愛らしい女らしさと切なさ、微かな無常観が混在するような(うう、上手く言えない…語彙の少なさご容赦下さい)。まるで即興で遊んでいるかのような(即興かも?)さりげなさがあり、踊りに雑念が無くて。(その基礎に素晴しい身体、筋肉、技術があることは言うまでもありません)。

オリエンタルダンス(ベリーダンス)は元々シンプルな動きで、”間”をダンサーの身体と感覚で体現するところに大きな魅力があると私は思っています。ゴールデンエラの時代の主たるダンサーを観ても、一見大した動きをしていないのに(勿論ベースがありますが)魅了されて、いつまでも見飽きないような。セクシーなのに上品な印象があります。それゆえ、クラシックバレエ等他の踊り以上に個人の個性が強く出る(ある意味評価が主観で左右されやすい)踊りであるとも感じています。

この日の彼女の踊りを観た時に(私が思っているところのオリエンタルダンスと)同じ匂いを感じ、ずっと観ていたいと思わせるある種の安堵感を抱きました。そして、ふと思ったのは。

 ”この人が歳をとって、シワだらけのおばあさんになった時の踊りを観たい”

(ちなみにZIZI先生、私より歳下です!…私はシワシワどころか生きているかさえ分からないじゃないか!!と自分に突っ込む)。 

人は必ず歳をとります。一般的に加齢で失うものは見た目の若さ、体力。逆に加齢で得るものは経験、感性、表現の多様性でしょうか(技術は個人差が大きく年齢では分からないかも…)。

見た目のセクシーさや非日常さが謳われるオリエンタルダンス。確かにそれらも魅力ではありますが、若さやセクシーさ以上に、個人の多様性や経験から来る表現の深みを身体一つで永く表現できる素晴しい芸術であることもオリエンタルダンスの魅力です(と私は思っています。私自身はフォークロアダンスが好きで両方踊る時間が無かったので、オリエンタルは観る専門ですが)。その深みを踊りから感じられたことにとても感動しました。日本には表現と技術ともに優れたダンサーが多くおられますが、この段階まで到達している踊り手を私は他に知りません。こっそり目頭にあふれる涙を押さえた私でした。。  

実は師事させていただき始めた時、実際の踊りを観ずに「良い方そうだから」という理由で入会したのですが(いい加減ですみません)、様々な事を学び、自分で考えるきっかけを沢山いただいて、学ぶ機会があって良かったなと改めて思いました。

この気持ちを残しておきたいと思い、記事に書いてみました。私もエジプトのフォークロアダンスにゆっくり、しっかり(歳をとっても)向き合ってゆけたらと思います。

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